
ホッケンハイムで行われたドイツGPの第2レースでは、カルーン・チャンドックが今シーズン初勝利を飾った。彼はアンドレアス・ツバーからの長いプレッシャーを耐えしのいだ。ツバーのすぐ後ろにはブルーノ・セナが続いてチェッカーフラッグを受けた。
チャンドックはスタートしてすぐにリードを奪われた。彼はポールポジションから力強いスタートを切ったが、ルーカス・ディ・グラッシがターン1でアウトサイドから仕掛けて彼を抜き去った。しかしチャンドックは同じくフロントローからスタートしたアンディ・ソウセックとパストール・マルドナドを抑えた。一方彼らの後ろでは、マイケル・ヘルクがスロースタートを切り、ルカ・フィリッピに接触してスピンさせた。幸運なことに2台ともすぐにその場を離れたため、後続のクルマの邪魔をすることはなかった。
ツバーは猛チャージを見せた。11番グリッドスタートのツバーは1周目を終えたときには6位にまで順位を上げており、2周目ではチームメイトを抜いて、ソウセックがヘアピンでジョルジオ・パンターノを巻き込んでスピンしたときにそれをかわし、その後ファステストラップを連発してチャンドックのすぐ後ろにまで迫って、そこからレースの最後までの長いバトルが始まった。チャンドックもまた負けてはいなかった。彼はロングバックストレートでディ・グラッシを抜き返したが、その後はツバーからの猛追を受けた。ツバーのほうが明らかに速かったが、結局チャンドックを抜くことはできなかった。
ディ・グラッシはすぐにバトルから脱落した。7周目にはマルドナドがヘアピンで止まりきれず、彼のリアに追突してディ・グラッシはその場でリタイヤとなった。これで得をしたのはセナだった。彼はアルヴァロ・パレンテとのいいバトルを制したあと、トップランナーたちを追いかけたが、それまでに多くの時間をロスしていたため、彼がトップの2人に追いついたときには残り5周となっていた。彼はツバーにプレッシャーをかけ続けたため、ツバーはトップ争いをしつつミラーで後方にも気をつけなければならなかった。
レースはこのまま終了した。フラッグが振られたときの順位は、チャンドック、ツバー、セナがそれぞれ1秒程度の差で続き、グロージャンが4位、それにハビエ・ヴィラ、アルヴァロ・パレンテ、小林可夢偉が続いた。小林はファステストラップも記録した。
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