ニコ・ヒュルケンベルクが、GP2参戦2戦目にしてカタールの第1レースで優勝を果たした。カタールの照明の中、ARTグランプリのドライバーはレースの大半でトップに立ち、カンポスのセルジオ・ペレスとヴィタリー・ペトロフに十分な差をつけてフィニッシュした。
ARTのヒュルケンベルクは、ロサイルインターナショナルサーキットで行われたGP2アジアでは初となるナイトレースで輝かしいパフォーマンスを見せ、GP2での初勝利を挙げた。
しかし、ニコ・ヒュルケンベルクはスタート直後にセルジオ・ペレスに抜かれてポールポジションのアドバンテージを失っており、レースが最初からすべてがうまくいっていたわけではない。グリッドの後方では、6位の山本左近がエンジンをストールさせてイェルマー・ブールマンに激しく追突された。ロドルフォ・ゴンザレスもまたこの事故に巻き込まれたが、幸運なことに誰もケガはしなかった。
その後5周にわたってセーフティーカーが導入され、マーシャルが破片を改修するためにピットレーンを通って走行した。このとき3番手だったヴィタリー・ペトロフは、トップドライバーの中では真っ先に10周目にピットストップを行ったが、この戦略によって彼は、数周後にチームメイトがピットストップを終えてコースに戻った際に、チームメイトの前に出ることができた。
ほとんどすべてのドライバーが早めのピットストップを選択したが、ひとりコースに残ったのがヒュルケンベルクだった。彼はトップを走行し、タイヤを温存して、ピットストップを終えたクルマと同じペースで走り続けた。彼は2位との差を40秒にまで広げた。これは、ピットストップを行い、左のタイヤを交換して、ペレスの前でレースに復帰するのに十分なタイムだった。ペレスはその前にターン1でペトロフをオーバーテイクしていた。ペトロフは3位に入り、カンポスチームは素晴らしい結果でトップのダムスとの差を縮めることに成功した。
トップ3の後ろは、いつもよりもかなり遅いペースだったチャンピオンシップリーダーの小林可夢偉が4位となった。彼はレース終盤でスピードを取り戻したが、ペトロフに追いつくことはできなかった。彼のチームメイトのジェローム・ダンブロシオが、ダヴィデ・ヴァルセッチとの長いポジション争いを制して5位となった。現在チャンピオンシップ2位のヴァルセッチの後ろに続いたのはエドアルド・モータラとルイス・ラジアとなり、明日の第2レースのフロントローはアーデンが締めることとなった。
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